2013年4月13日土曜日

ヴァチカン博物館 - ピオ・クレメンティーノ美術館

ヴァチカン博物館は、とても、とても広くて、それぞれのセクションが、~美術館、~博物館なんて名前がついています。 通路もなんか複雑で、迷子になってしまいそうな感じですが、今回は、お仕事でお世話になっている英語ガイドのダニエーラが一緒に来てくれたので、さくさくっと歩けました。彼女が色々説明してくれたので、全部その受け売りで書きます!↓

ピオ・クレメンティーノ美術館には、古代彫刻の傑作が集められていて、どれもこれも超有名で、世界の超宝的なものばかり勢ぞろいです。

この美術館の中でも、1,2を争う人気ぶりの「ラオコーン」。古代の彫刻は、有名なものだと、ローマ時代にいっぱいコピーを作られているんですが、このラオコーンは、コピーが1つもないんだそうです。

写真を撮りたいけど、人がいっぱいで近づけない・・・。「どんどん割り込みなさいよー」と、ダニエーラに背中を押されるが、こういうところでどうも消極的な私・・・。遠くから1枚ぱちり。

そうそう、ヴァチカン博物館内には、入場料を払って入り込んでいるスリもいるそうですよ。こんな人ごみで、写真撮影をしているときは、特に注意してくださいね。スリも入場料金払っているから、元を取らなくちゃいけないと、必死なんだそうです。


とても美しい「ベルヴェデーレのアポロ」。ギリシャ時代のオリジナルを、ローマ時代にコピーしたものだそうです。

このアポロ様、システィーナ礼拝堂のミケランジェロ作「最後の審判」のキリストのモデルなんだそうです。
確かに!顔と髪型がそっくり!


ルネッサンス時代の芸術家に賞賛された「ベルヴェデーレのトルソ」。特にミケランジェロには多大な影響を与えたそうです。
1世紀頃にギリシャ人の彫刻家によって作られたのですが、台座の部分に「ネストルの子、アテネのアポロニオス作」と、サインが掘られています。
このトルソも、システィーナ礼拝堂の「最後の審判」のモデルになっています。キリストの右下、聖バルトロメオ。ポジション、筋肉の表現がそっくりです。

ほかにも、すばらしい古代の彫刻でいっぱい、いっぱいです。じっくり見ていたら、ここだけで、数時間過ごせてしまえそうです。ヴァチカン博物館へやってきたら、ピオ・クレメンティーノ美術館は、必見ですよ!

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