2013年6月18日火曜日

Estate Romana ローマの夏@ルンゴ・テベレ


ローマの夏の夜は、様々なイベントが盛りだくさん!通称「Estate Romana(ローマの夏)」と呼ばれ、毎晩のように町のあちこちで、コンサートやショー、野外映画、展示などが催され、屋台の飲食店や雑貨店なのが並び、ちょっとしたお祭りのような感じです。ローマの夏の夜は、昼間の暑さがうそのように涼しくなり、とても気持ちが良いんです。暑い昼間にお昼寝をして、夜めいいっぱい遊ぶ!というのも、ローマの楽しい過ごし方かと思います。

さて、そんなEstate Romanaの一つ、「Lungo il Tevere... Roma」。
テベレ川の川岸に沿って屋台が立ち並び、イベントもたくさん企画されています。テベレ川に屋台の明かりが映り、とても素敵な夜の空間が広がります。ローマの夏の夜のそぞろ歩き、とても気持ちが良いです。ぜひいらしてみてください。

"Lungo il Tevere... Roma"
場所:トラステベレからポルタ・ポルテーゼまでのテベレ川の川岸
期間:2013年6月15日 - 9月1日 毎日19:00から
入場無料
http://www.lungoiltevereroma.it


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2013年6月17日月曜日

ローマ公認ガイド(ライセンス・ガイド)

ローマ公認ガイドとは?という質問もよく受けるので、今日はガイドについてです。

ローマで観光ガイドを職業として行う場合、ローマ県の試験を受けて、「ローマ公認ガイド」の資格を取得する必要があります。

昨日、フォロ・ロマーノを案内してくれた友達は、ローマ公認ガイドです。写真は、ローマ県から発行された、彼女のガイド免許証。観光案内をする際、ガイドは、この免許証を携帯することを義務付けられています。

ラツィオ州の法律では、公認ガイド以外は、観光案内をしてはいけないことになっています。こう決められているのはいくつか理由があると思うのですが、まず第一に、知識のない自称ガイドから、旅行者を守るため。第二に、知識のない自称ガイドが溢れることで、優秀なガイドが仕事を奪われるのを防ぐため。第三に、おそらくガイドにきちんと税金を払わせるため。なのだと思います。

この公認ガイドの試験、すごく難しいらしいです。しかも、ローマ県が人数を調節していて、ガイドの数を増やしたいときのみ、不定期に試験が実施されるので、知識があって公認ガイドになりたくてもすぐに試験が受けられないという人も大勢います。

そんなわけで、公認ガイド免許証を持っていなくても、知識豊富な人もいます。公認ガイド並みに知識があるのに、法律上、ガイドとして働けないので、サブ・ガイドとしてがんばっている人もいます。逆に言えば、そんな難しい試験に受かったローマ公認ガイドのレベルは非常に高いともいえます。

さて、もし公認ガイド免許証なしで、ガイド業を行った場合、どうなるのかというと、摘発された場合、免許証なしのガイドは、1000~3000ユーロの罰金、お客さんの方も、この条件を知った上で免許なしのガイドを雇った場合、250~1000ユーロの罰金を科せられます。
とても厳しいですよね。

上記は、「観光ガイド」に関した決まりで、通訳やアテンダントは、また別の資格があるのですが、規制はほとんどされていません。また、これは職業として行った場合で、金銭の発生しない場合は問題ありません。(例えば、友達同士や家族同士で、知識のあるものが説明するなど)

よく、ヴァチカン博物館の入り口付近で、「ガイドします」といって、近寄ってくる人がいます。よく見ると、自作(?)の免許証らしきものを首からかけていて、驚かされます。ヴァチカンの中は、公認ガイドかどうかを抜き打ち検査する警察がいないので、ここにやってくるのでしょう。街中でお客を探している日本語ガイドはあまりいませんが(ほとんど英語)、自己判断でガイドをお願いするにしても、上記罰金の件等、ラツィオ州の決まりを心得ておいた方が良いと思います。


余談ですが、数年前、日本の皇太子様がローマへいらしたことがあります。その時、うちで配車のお仕事を頂いたのですが、皇太子様は旧アッピア街道付近を数時間観光されました。そのときの皇太子様のガイドは、「ローマ人の物語」等の著書で知られている塩野七生さんでした。これ以上望めないぐらいのスーパーガイドだわぁ!!!と思ってしまいました。ローマ観光をする前に、塩野七生さんのローマ人の物語シリーズ(長いのですが・・・)を読んでおくと、ローマの遺跡が本当に驚くほど何倍も何倍も感動的に見えると思います。お勧めです♪


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2013年6月16日日曜日

フォロ・ロマーノ

木曜日より、イタリアの学校は長ーい、長ーい夏休みに入っています。3ヶ月も休みって、どうなんでしょう?私にとっては長すぎる気がしますが、多くのイタリア人は、子供はこれぐらい休まなくちゃならないと、思っているようです。なにしろ、 大人も1ヶ月ぐらいの長い夏休みをとるんですから。こんなに休んでも、(一応)社会が機能して、G8に入れているイタリアって、すごいと思います。

さて、ガイドの仕事をしている日本人の友達が、夏休みに入った子供たちに素敵な遠足を計画してくれました。 題して「フォロ・ロマーノ&コロッセオを見に行こう!」です。ローマに住んでいて、日常的に遺跡を目にすることはあっても、中に入って、ガイドさんの説明を受けながら、じっくり見学したことのない子も多いです。イタリアでは小5でローマ史を勉強するので、うちの息子の年齢ぐらいになると、遺跡見学も面白くなってくるもの。今日の見学でも、子供たちは、興味津々でした。

古代ローマの政治と経済の中心地であったフォロ・ロマーノ。ここに来て、遺跡を眺めると、今、ローマにいるんだなぁと、実感します。(私の住んでいるところは、普通の住宅街で、ローマらしい風景なんてあまりないんで。)

写真左は、「ヴェスタの神殿」。6人のヴェスタの巫女がローマの「聖なる火」を守っていました。この巫女は、6~10才ぐらいの良家の子女から選ばれ、任期は30年。その間、決して火を絶やしてはいけなかったのですよ、という話を聞いて、息子たちは、自分たちと同年齢の子供が、すでに大変な任務を負っていたということに、驚いていました。

フォロ・ロマーノの見学には、最低でも1時間程度かかります。今日はとても暑かったです。夏場の見学には、帽子と水を持参して、できるだけ、開館と同時に、まだ涼しい時間に入場されることをお勧めいたします。
"Foro Romano"
入り口は、2箇所あります。
Via della Salara Vecchia, 5/6(Via dei Fori Imperiali)
Via di San Gregorio(パラティーノ)

開:8:30 - 日没
休:1月1日、5月1日、12月25日

入場券は、コロッセオ、パラティーノの丘と共通:12ユーロ

予約方法
サイト:http://www.coopculture.it
電話:06 39967700 (月-金 9.00-13.00/14.00-17.00; 土 9.00-13.00)
予約料金:チケット1枚当たり1.5ユーロ

今日は、チケットの予約をしないで、8:30のオープンと同時に行きましたが、私たちの前に10組ぐらい並んでいました。10分程度の待ち時間で入れましたが、帰る頃は、かなりの列になっていました。できるだけ、事前に予約するか、オープンと同時に行かれることをお勧めいたします。


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2013年6月15日土曜日

交通事故

昨日、交通事故にあってしまいました。

停車中に、横から衝突され、運転席側のドアがぺちゃんこです。自分に非がないと分かっていても、とてもショックで落ち込んでいます。幸い、事故の相手が、きちんとした人で、補償等、問題なく解決されそうです。(非常識な人が相手で、面倒なことになったなんていう話もよく聞くので・・・不幸中の幸いです。)

自分が事故にあって、その帰り道、別の事故が起こる瞬間を目撃しました。大きな交差点の隣の車線で3台の玉突き事故。

そして、なんと今朝も!近所のスーパーに買い物に行ったら、道の真ん中にバイクと人が倒れていて、ちょうど救急車が到着したところでした。
ローマでは、小さな事故も含めると、日常茶飯事のように事故が起こっています。
私が日本で生活していたとき、目の前で車同士がぶつかる瞬間なんて、一度も見たことないのに、ローマでは、よく見すぎて、「あ、ぶつかってるよ」ぐらいの感じで、驚きもなくなってしまいました。でも、自分が事故にあうと、それは別で、やっぱりショックですね。

レンタカー等を借りて、イタリアで運転する方も中にはいると思うので、これを機に、運転事情やルール、事故の対応なども、少しずつ書いていこうと思います。


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2013年6月14日金曜日

Dagnino

私の昨日の朝ごはん。バール&スイーツのお店「ダニーノ(Dagnino)」のカンノーロ。

レプブリカ広場近くのエセドラのアーケード内にあるダニーノは、パレルモにある歴史的な菓子店のローマ支店として、50年代に開店。シチリアの伝統的なスイーツの店として、ローマでは有名です。テルミニ駅からも近いです。

お店の向かいのホテルに、友達が泊まっていて、この日に帰国だったので、その前に一緒にお茶をしにダニーノへ。朝ごはんを食べていなかったので、私はお腹がペコペコだったのです。こういう時って、コッテリしたものが食べたくなるもの。カンノーロに飛び付いてしまいました。

カンノーロは、筒状の軽いクッキーに、リコッタチーズのクリームがたっぷり詰まったお菓子です。
イタリアの一般的なケーキも売られていますが、やっぱりダニーノではカンノーロやカッサータなど、シチリアン・スイーツがお勧めです。


隣の併設のお茶専門店では、マリアージュの紅茶が売られています。大好きなマルコ・ポーロを私はよくここで買います。ダニーノのバールでも、いただけますよ!

"Dagnino"
Via V. Emanuele Orlando, 75 Roma
(Galleria Esedraの中)
Tel 064818660
7:00 - 23:00
休:土曜日・日曜日
http://www.pasticceriadagnino.com

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2013年6月13日木曜日

コロッセオ 夜間ツアー

昨日に続いて、もう一つ、コロッセオのツアーの紹介です。


2013年11月2日までの期間限定で、夜のコロッセオの内部を訪れるツアーが開催中です。期間中、ツアーは木曜日と土曜日のみの催行なので、ご注意ください。

ツアーは英語かイタリア語で行われ、競技の行われたアレーナ、剣闘士や猛獣が戦いを待っていた地下遺構などを訪れます。コロッセオ全体が夜間はライトアップされているので、昼とは違った独特の雰囲気を楽しめると思います。特に夏場は、ローマは非常に暑くなるので、涼しくなった夜のツアーはお勧めです。

料金
大人:20ユーロ
子供(6-12才):18ユーロ
ローマパスは利用できません。このチケットは、フォロ・ロマーノ、パラティーノと共通ではありません。このツアーのみに適用されるチケットです。)

予約は電話でのみ受け付けています。
電話番号: 06 39967700

ツアーの詳細はこちらのサイトをご覧ください。
http://www.coopculture.it

ツアーは、20:20~24:00の間で、所要時間は75分程度です。
一般入場が終わった後なので、このツアーの参加者だけで、コロッセオの空間を占有できてしまうのもこのツアーの魅力の一つです。夜の静かなコロッセオで、古代に思いを馳せるのもいいかもしれません。


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2013年6月12日水曜日

コロッセオ 地下遺構と第3環 ガイドツアー

コロッセオで行われている、「地下遺構と第3環 ガイドツアー」のご紹介です。


2013年8月31日までの期間限定で、普段一般公開されていない「コロッセオの地下遺構」と、「死の門」、「第3環」を訪れるツアーが開催されています。

コロッセオの地下遺構
通称「グラディエイター(剣闘士)のトンネル」と呼ばれ、剣闘士たちが戦いの前に、最後の準備を行った場所です。また、コロッセオではライオン等の猛獣が登場する見世物も催されていましたが、動物たちもこちらで待機していました。

死の門
コロッセオの東側の門は、戦いに敗れて死んだ剣闘士たちを、運び出すための門でした。

第3環
コロッセオは内側から外側へ4つのリングが連なる構造になっています。その第3環の4階、貧しい庶民の観客席であった部分を訪れます。

予約方法
オンライン:http://www.coopculture.it
電話:06 39967700

料金
コロッセオ入場料12ユーロ+ツアー料金9ユーロ+予約料金1.5ユーロ
合計:22.50ユーロ
ローマパスは利用できません)

ツアーは、コロッセオの開館時間に、1日7回程度、行われています。予約時に、時間を確かめてください。所要時間は90分程度です。非常に人気のあるツアーなので、早めに予約をしておいた方がよいです。

このツアーに参加する前に、映画「グラディエイター」を見ておくと、臨場感をもっともっと感じられると思いますよ!


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2013年6月11日火曜日

Castoroni

ローマで最も有名な食材店の一つ「カストローニ(Castoroni)」。ローマ市内には、規模はまちまちですが、全部で11店舗あります。とてもいい立地の店舗も多いので、お土産のお買い物には打って付けのお店。

一般のスーパーよりちょっとだけ良いぐらいのものから、超高級品まで置かれています。パスタやソース、ドライトマト、乾燥ポルチーニ茸、オリーブ油、お菓子など、お土産に喜ばれそうなものが豊富に揃えられています。

イタリアの食材以外に、海外からの輸入食材の品揃えも豊富で、日本食品も置かれています。ローマ在住の日本人もお世話になっている人が多いと思います。

それと、スパイスの品揃えも素晴らしいんです!世界中から色々な種類のスパイスを買い付けて、小分けにして売られています。もちろんイタリア産のハーブ類も豊富なので、私はちょっと変わった料理をするときなど、足りないスパイスはこちらで購入することが多いです。
上(1枚目)の写真は、プラーティ地区のコーラ・ディ・リエンツォ店(Via Cola di Rienzo)。1932年開店で、カストローニグループの中で一番古くて大きい店舗。ヴァチカンからも近く徒歩10分程度です。

左(2枚目)は、モンティ地区のナッツィオナーレ店(Via Nazionale)。1階がバールで地下が食品売り場になっています。数年前に開店した新しい店舗です。こちらも非常に便利な立地です。
店舗によって営業時間はまちまちですが、日曜日は全店定休日です。主な店舗はこちらです。

Via Cola di Rienzo, 196/198 (プラーティ地区)

Via Ottaviano, 55 (プラーティ地区)

Via Flaminia, 28/32 (ポポロ広場付近)

Via Nazionale, 71 (モンティ地区

Via Frattina, 79 (スペイン階段付近

http://www.castroni.it/


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2013年6月10日月曜日

イタリアにおけるチップについて

よく聞かれるので、イタリアでのチップについて書こうと思います。

一般的に、イタリアでのサービス業の料金には、チップ(サービス料)は含まれていません。

例外的に、高級レストランや高級ホテルのバーなどでサービス料が請求書の中に含まれている場合がありますので、請求書を確認してください。また、日本人の観光の方を対象にしたサービスで、「料金+チップ」などと表記される場合があるようですが、イタリアではあまり一般的な請求方法ではありません。

イタリアでは、アメリカのように、チップは料金の何パーセント払わないといけない、というように義務的ではありませんが、日本のように、まったく習慣がないというわけでもありません。

イタリアでは、請求された金額を払えば、一般的にはそれで文句を言われたりすることはありません。チップは、プラスアルファー、そのサービスを利用した人の満足度次第ということだと思います。サービスを提供する側も、チップによってその顧客が満足できたか分かるし、気持ちを伝える役目を果たしているのだと思います。

チップを支払う場合、何パーセントぐらいなのか、という事も、よく聞かれますが、これは、気持ち程度でいいのだと思います。レストランの会計が93ユーロなら、チップ7ユーロで100ユーロぴったり払う、ピッツェリアの会計が18ユーロなら、チップ2ユーロで20ユーロ支払う、と言う具合です。もっとチップを払いたいと思えば、それでもいいし、チップなしでもまったく問題はありません。個々の気持ち次第です。

クレジットカードで清算の場合、チップは、別に現金で支払います。一部の高級レストランなどでは、カード清算の場合、請求書の合計が空欄になっていて、チップを含めた金額を自分で書き込むという場合がありますが、やはりチップは現金の方が喜ばれます。

もし、特別なサービスを受けた場合は、それに対しては、やはりチップを払うべきではないかと思います。ホテルで具合が悪くなって色々世話をしてもらった時や、レストランの予約に大幅に遅れて、それでも席を確保しておいてもらった、など、特別な配慮には、チップという形で感謝を表しすのが、イタリアでは礼儀ではないかと思います。

逆に、失礼な態度のサービスを受けた場合は、当然チップは必要ありません。

日本にはチップの習慣がないので、私たち日本人にとって、チップをスマートに払うのが難しいですよね。イタリアでは、チップは、気持ちを伝える方法でもあるので、イタリア旅行の際は、チップを払わない場合でも、一応習慣については、念頭に入れておいた方がよいと思います。


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2013年6月9日日曜日

ミエレ・トゥン・クインテッセンツァ

先日、セッテンブリーニ・カフェで購入したミエリ・トゥン(Mieli Thun)の蜂蜜クインテッセンツァ(Quintessenza)。

イタリアで一番おいしい蜂蜜とあちこちで格付けされています。しかも、2位をうんと引き離して断トツの1位!

これは、食べてみないわけにはいかないと、トゥンに問い合わせてみると、ローマ中心地では、セッテンブリーニとロショーリで販売されているとのこと。

色々な花の蜂蜜製品がありますが、めずらしいシャクヤク(Rododendro)の蜂蜜を購入。セッテンブリーニ・カフェでは、上級のクインテッセンツァは200gで7.5ユーロ、写真、後ろの一つ格下の蜂蜜は、250gで6ユーロで売られていました。
早速、味見をしてみました。とにかく、花の香りが強いんです!花のエキスがそのまま入っているんじゃないかと思うほど、香りがよくってなめらか。
このクインテッセンツァ、その種類の花が開いて最高の状態のときのみ蜂蜜を収穫しているそうです。だから、他の花からやってきた蜜が混ざりにくく、ほぼ純粋にその花の香りを封じ込めることができているのだとか。

私は、特に蜂蜜好きでもないのだけれど、これは、本当別格で、蜂蜜だけスプーンですくって、食べたくなってしまうおいしさです。

http://www.mielithun.it


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2013年6月8日土曜日

Settembrini Café

プラーティ地区のこだわりのカフェ「セッテンブリーニ・カフェ(Settembrini Café)」 。置かれているテーブルにしても、エスプレッソにしても、販売商品にしても、非常にこだわりを感じる店です。つまり、良い物を、素敵なものをよくよく選んでいるお店だと思います。

見た目がお洒落なお店は、コーヒーの味がそこそこなんていうことも多々ありますが、ここのエスプレッソは、とてもおいしかったです。一緒に頂いた果物のミニ・タルトも、エスプレッソに良く合っていました。

私は、セッテンブリーニに、蜂蜜(Miele Thun 後日、この蜂蜜について書きます。)を買いに来たのですが、店内の端に置かれているちょっとした販売商品も、よいものが選ばれているなぁと感じました。お店の雰囲気はお洒落で洗練されていますが、高飛車感は全然なく、どちらかというと、気さくな砕けた感じです。
左下:同じ通りに、セッテンブリーニの本屋さんがあるのですが、こちらのカフェも、本が並べられています。なんというか、本屋の匂いとか空間って特別ですよね。私はとても落ち着きます。店内の奥の部屋は、そんな本屋の片隅っぽい感じも取り入れられています。
右下:併設のセッテンブリーニ・レストランは、ガンベロ・ロッソのフォーク2つを獲得していて、料理も実力派。ランチ・メニューは、ディナーに比べてお手頃です。


セッテンブリーニ・カフェ、軽いランチやアペリティーヴォもお勧めです。夏場、気持ちのいい通りに面した外の席もいっぱいあります。

"Settembrini Café"
Via Luigi Settembrini 21, Roma
Tel:06 97610325
カフェ:7:00 - 1:00

http://www.viasettembrini.it


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2013年6月7日金曜日

Vitalonga(ワイナリー)

オルヴィエートを訪れた後、郊外にあるワイナリー「ヴィタロンガ(Vitalonga)」で昼食&ワインテイスティングを楽しみました。

ヴィタロンガは、オルヴィエートの郊外、フィクッレ(Ficulle)という村にあります。オルヴィエートから車で30分程度の距離。オリーブ畑や、ブドウ畑の丘が連なるウンブリアらしい穏やかな美しい田園風景が広がる場所です。

オルヴィエート近郊は、上質な白ワインの生産地として知られています。しかし、そんな中、あえて赤ワインを作り続けるヴィタロンガ。この一帯では異色です。90年代から、地元のブドウ以外にカベルネやメルローも育ています。
私がヴィタロンガと知り合ったのは5,6年前。そんなボルドー原産のブドウたちが良いワインを生み始めていた頃でした。家族でやっている小さな温かなワイナリーで皆いい人たちだし、良いワインを作ろうと非常に意欲的だったので、個人的に応援していました。
なので、一昨年、新しく誕生した「フィクッレ(Phiculle)」が、すばらしい出来具合で、イタリアや海外の様々なワインの格付けで高く評価されていると聞いて(ビベンダ:ブドウ4房、ガンベロ・ロッソ:グラス2つなど)、私もとてもうれしく思いました。
写真下:ヴィタロンガでは、食事をしながらワインテイスティングが楽しめます。オーナーのピエル・フランチェスコさんの奥様がとてもお料理上手で、ワインに合うすばらしい食事を用意してくれます。天気の良い日は眺めの良いテラスでの食事が気持ちがいいです。


左下:地下のワイン倉に並べられたオークの樽。英語またはイタリア語で、製造過程を説明してもらえます。
右下:ワイナリーからの眺め。素晴らしい・・・、以外言葉が出てきません。



ジミーツアーでは、オルヴィエートとヴィタロンガを訪れる日帰り観光をご提供しています。

"Vitalonga"
 05016 Ficulle (TR), Località Montiano
 Tel: 0763/836722
http://www.vitalonga.it

食事なしで、ワイナリーの見学&テイスティングのみの利用もできます。宿泊施設もあります。

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2013年6月6日木曜日

オルヴィエート

久々にオルヴィエート(Orvieto)にやってきました。天気にも恵まれて、町の中心に立つドゥオーモがなんと美しいこと!

今回は、お客様と一緒でした。オフィスワークの多い私にとって、外に出て、お客様と過ごすことは、とても新鮮です。楽しい一日でした。

ウンブリア州の中世の町並みを残す町、オルヴィエート。美しい緑の田園風景の中の丘の上にあり、小さな宝石のような町です。ローマからはフィレンツェ方面の高速道路を北上し、車で1.5~2時間ぐらい。ローマからの日帰りの小旅行に丁度良い距離です。

オルヴィエートのこの象徴的なドゥオーモは、1290年から建築が始まり、完成したのが3世紀後の1591年、長い年月をかけて作られました。ゴシック・スタイルの印象的なファサードの美しさで有名ですが、内部のルカ・シニョレッリの壮大な壁画も必見です。
ファサードに近づいてみると、細かなモザイクが施されています。螺旋柱の溝にまで。様々な色の石や、金や銀のメッキの施されたパーツが組み込まれ、丁寧に、丁寧に、作ってきたのだろうなぁと、感心してしまいます。この細かな施しのおかげで、遠目からこのファサードを見ると、全体的に宝石のようにきらきらとして見えるのです。


ドゥオーモの見学後、街中を少し歩きました。バロックのローマからやって来ると、オルヴィエートは一転、中世の町並みが続き、素朴で温かい感じです。

オルヴィエートは、伝統的な陶器でも知られている町です。街中には、陶器のお土産を売るお店が立ち並んでいるので、見て回るのも楽しいです。
オルヴィエートの陶器は、生地はぽってり厚めで、その上に鮮やかな色使いの細かな絵付けが施してあります。この絵付けの緻密な感じ、ドゥオーモのファサードの細やかさに通じるものがあるんじゃないか?なんて思ってしまいます。
食器から飾り物、クリスマス・オーナメントなど、様々なものが陶器で作られています。

オルヴィエート、とても素敵な町です。機会がありましたら、ぜひ訪れてみてください。ローマからも近いし、お勧めです♪

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2013年6月5日水曜日

アスパラガスと生ハムのクレープ

最近、とても忙しくて時間があまりないのですが、それでも家でおいしいものが作りたくて、アスパラガスと生ハムのミニ・クレープを作りました。思った以上に時間がかかって、作っている途中、手間のかかることをしてしまったことを後悔・・・。でも、出来上がりが、かわいらしくて、おいしかったので、大満足です。

前菜用に小さく作りましたが、大き目のクレープで包めば、プリモ・ピアット(第1皿目の料理)にもなります。

レシピを載せますが、材料の分量が適当なので、きちんとした量が載せられなくて申し訳ありません。

材料

直径12cmぐらいの普通のクレープ
アスパラガス
エシャロット(なければ、玉ねぎ)
生クリーム
パルメザンチーズ
生ハム
バター

胡椒

作り方

1. アスパラバスを茹でる。アスパラガスを3cm程度に切り、頭の部分を飾りように取っておく。

2. フライパンにバターを熱し、みじん切りにしたエシャロットを炒め、アスパラガス(飾り用の頭の部分を除く)を加える。白ワインを少々加え、半分ぐらい蒸発したら火を止める。

3. 2に生クリーム、パルメザンチーズ、塩、胡椒少々を加えて、ミキサーにかけ、クリーム状にする。

4. クレープ生地に3のクリームを塗り、半分に折りたたみ、生ハムを乗せ、端から巻いていく。形を花のように整え、中心に3のクリームを少し入れ、アスパラガスの頭を飾る。


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