2013年6月10日月曜日

イタリアにおけるチップについて

よく聞かれるので、イタリアでのチップについて書こうと思います。

一般的に、イタリアでのサービス業の料金には、チップ(サービス料)は含まれていません。

例外的に、高級レストランや高級ホテルのバーなどでサービス料が請求書の中に含まれている場合がありますので、請求書を確認してください。また、日本人の観光の方を対象にしたサービスで、「料金+チップ」などと表記される場合があるようですが、イタリアではあまり一般的な請求方法ではありません。

イタリアでは、アメリカのように、チップは料金の何パーセント払わないといけない、というように義務的ではありませんが、日本のように、まったく習慣がないというわけでもありません。

イタリアでは、請求された金額を払えば、一般的にはそれで文句を言われたりすることはありません。チップは、プラスアルファー、そのサービスを利用した人の満足度次第ということだと思います。サービスを提供する側も、チップによってその顧客が満足できたか分かるし、気持ちを伝える役目を果たしているのだと思います。

チップを支払う場合、何パーセントぐらいなのか、という事も、よく聞かれますが、これは、気持ち程度でいいのだと思います。レストランの会計が93ユーロなら、チップ7ユーロで100ユーロぴったり払う、ピッツェリアの会計が18ユーロなら、チップ2ユーロで20ユーロ支払う、と言う具合です。もっとチップを払いたいと思えば、それでもいいし、チップなしでもまったく問題はありません。個々の気持ち次第です。

クレジットカードで清算の場合、チップは、別に現金で支払います。一部の高級レストランなどでは、カード清算の場合、請求書の合計が空欄になっていて、チップを含めた金額を自分で書き込むという場合がありますが、やはりチップは現金の方が喜ばれます。

もし、特別なサービスを受けた場合は、それに対しては、やはりチップを払うべきではないかと思います。ホテルで具合が悪くなって色々世話をしてもらった時や、レストランの予約に大幅に遅れて、それでも席を確保しておいてもらった、など、特別な配慮には、チップという形で感謝を表しすのが、イタリアでは礼儀ではないかと思います。

逆に、失礼な態度のサービスを受けた場合は、当然チップは必要ありません。

日本にはチップの習慣がないので、私たち日本人にとって、チップをスマートに払うのが難しいですよね。イタリアでは、チップは、気持ちを伝える方法でもあるので、イタリア旅行の際は、チップを払わない場合でも、一応習慣については、念頭に入れておいた方がよいと思います。


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