昨日は、
カステッロ・ダルボラのキャンティー・クラッシコ・リセルヴァ について書きましたが、昨年の春に、ワイナリーを訪れたので、ご紹介したいと思います。
カステッロ・ダルボラ(Castello d'Albola)は、キャンティー地方の中心地、ラッダの町の郊外に位置します。まさにクラッシコに指定されている伝統的地域のど真ん中。ぶどう園の丘がどこまでも連なる美しい田園風景の中に立つ古城が、こちらのワイナリーです。
キャンティー地方には、ワイナリーを観光に利用するワインツーリズモが盛んです。ワイナリーの見学+トスカーナ料理の昼食+テイスティング、料理教室などのパッケージを提供しているワイナリーが数多くあります。
カステッリ・ダルボラは、そのような観光パッケージを特に提供していないので、このワイナリーを訪れる人の数は、他のワイナリーに比べてずっと少なく、落ち着いて見学できます。ワイナリーの見学とテイスティングは無料でできます。
ワイナリーの見学を希望する場合は、できれば、予約をしておいた方が良いと思います。基本的に、英語とイタリア語の解説で、見学ができます。
ぶどう園を見学した後、キャンティの作られるオークの大樽のならぶ造酒所、ヴィンサント(デザート酒)が作られているバリックの並ぶ部屋を見学しました。途中、利用されているコルクのことや、お城の歴史の説明など、とても丁寧なガイドをしてくださいました。
製造過程を見学すると、こんな所で、あのワインが生まれるのか・・・と、やっぱり感動します。
ワイナリー見学後、テイスティングルームで、試飲となります。ワインの説明を受けながらの飲み比べ。熟成の期間による風味の違いなどを感じることができ、なるほど~と、今見学してきたことを思い出しながら、楽しく味わえました。
もちろん、こちらでワインを販売しているので、気に入ったワインはその場で購入できます。やはり、カステッロ・ダルボラでは、キャンティ・クラッシコ・リセルヴァがお勧めです。
ワインの育った里を知り、その空気の中で味わうワインは、格別です。機会がありましたら、ぜひ一度、ワイナリーを訪問してみて下さい。
"Castello d'Albola"
www.albola.it
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