2013年5月5日日曜日

Flavio al Velavevodetto

トラットリアの激戦地区、テスタッチョ。
その中でもここ数年、おいしいと評判になっている「フラヴィオ・アル・ヴェラヴェヴォデット(Flavio al Velavevodetto)」。先週、ジョリッティで紹介してもらって、さっそく夜ご飯を食べてきました。

ローマ料理のお店です。一皿のボリュームがすごいのなんの。子羊のオーブン焼き(Abbacchio al Forno)を注文したら、巨大な肉の塊が出され、驚きました。この子羊、とてもやわらかく、ハーブの風味も完璧。お肉の質や形状から見て、とても若い子羊を使っているのだと思います。

もともとは、地中海料理レストランだったのですが、2009年に、テスタッチョ地区の別の人気トラッテリア「フェリーチェ(Felice)」からフラヴィオ氏がこちらに移り、ローマ料理トラットリアとして、再スタート。そこから一気に人気となり、2013年ガンベロ・ロッソ(イタリアのグルメガイド)のトラッテリア部門では、エビ1尾に格付けされていました。まだまだこれから成長するだろうと、注目を集めているトラッテリアです。

店の中も割合広いのですが、テラスや通りに面した外の席数も多く、気候の良い季節は、オープンな空間で食事ができ、気持ちがよいです。特に、2階のテラス席はお勧めですよ。


左:テスタッチョの丘は古代ローマ人の陶器捨て場で、長年の人々の活動でできたもの。丘の一部を削って作られたこのトラッテリア、奥の窓から堆積した古代の陶器破片を見ることができます。
右:ボトルワインも充実。ワインメニューをお願いしたら、「そこの棚から好きなのを選んできて」と言われました。おもしろいシステム。ハウスワインもあります。


左上:この店の看板メニューの一つ「ポルペッテ・ディ・ボッリート(Polpette di bollito)」。ミートボールのフライ。こんなにカラッと揚げるのって、難しいんですよね。
左下:「リガトーニ・コン・パイアータ(Rigatoni con Pajata)」。モツのトマトソースのパスタ。ローマ料理といえば、内臓類を使ったものが多いのですが、全く臭みがなく、コクがあって、まろやか。手間をかけて料理したのが分かります。
右:煮込み料理3種盛り合わせ(オックステール、ミートボール、インヴォルティーノ)。色々味見できるのがうれしいです。


メニューは日替わりです。8時前に入店したら、「今印刷するので、ちょっと待っていて。」という具合でした。その日に入った素材と、ローマの伝統的週間食事メニュー(木曜日はニョッキ、金曜日はバッカラなど)と合わせて決めているようです。ラヴィオリ、ロングパスタは、すべて自家製手打ち麺でした。

予算は飲み物抜きで一人30ユーロ程度。コストパフォーマンスは最高です。今日はローマ料理!という日なら、お勧めの一店です。

"Flavio al Velavevodetto"
Via Monte Testaccio 97 Roma
Tel: 06 5744194
12:30 - 15:30 / 7:30 - 23:45
定休日なし(8月は夜のみかも。要確認)
http://www.flavioalvelavevodetto.it

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